自分のプライドの高さが原因で人間関係がうまくいかなくなっているのでは?と感じていますか?
プライドというと、誇りや、自尊心のことを言うのですが、
「あの人はプライドが高いから…」
「プライドが傷つく…」などと、面倒な人に対してやショックなことに遭遇した時にも使いますよね。
この記事では、本当のプライドと、偽物のプライドの違いについて、
自分で自分を傷つけてしまっていることについて、解説します。
プライドが高くなってしまうのには原因があり、直すのはそんなにむずかしいことではありません。
最後まで読んでいただければ、本当のプライドは簡単に手に入れることができます。
本物のプライドとは?
冒頭でも触れましたが、本当のプライドとは「誇りや、自尊心のこと」です。
自分に対して誇りを持つことができて、敬う気持ちがあるということは、自分を大事にできているということ。
また、自分に自信がある人というのは、相手のことを見下したり、否定したりもしないので
相手に嫌味を言われてもイライラしたり、攻撃的に言い返したりもしないのです。
誰かに否定されても自信がある人の、その時の心の中の状態は、
「私はそう思わないんだけど、あなたはそう思うのね。それでいいじゃん!」
「確かに一理あるかも!自分にはない視点で面白い!」
本当のプライドなら、こんな風に思うわけです。
自分の考えも、相手の考えも否定せず、肯定しています。
とても柔軟に物事をとらえることができる、広い視野が持てている状態が
本物のプライドと言えるのかなと感じます。
偽物のプライドとは?
一方で、
「あの人はプライドが高いから…」
「プライドが傷つく…」という場合に起こっている心の状態は
意地になっているだけになってないですか?ということです。
本当のプライドであれば、誰に何を言われようが、傷ついたりしません。
真のプライドとは自分の信念であり、これだけは大切にしたいという、自分の軸になるものがある状態です。
しっかり自分を持っていれば、何を言われようがイラっときたり、気になることはないのです。
意地を張ってしまうのは
不安や自信のなさ、自分では認められない代わりに誰かに認めてほしいという欲求など
自分の弱さや恥ずかしい所を見えないようにするために、ヨレヨレの見栄をかき集めて、バレないかドキドキしている状態です。
だから何気ない一言や状況にも簡単に、気持ちが揺らいでしまうので、傷ついてしまうのです。
なので、自分を傷つけるプライドの正体は、自信のなさからくる「意地」ということになります。
なぜ本物か偽物かわからなくなってしまうのか?
上記で挙げた、本物のプライドと偽物のプライドの違いについて、心の中で感じていることを説明しました。
次は、なぜその差が生まれてしまうのかについて説明したいと思います。
結論から言うと、ネガティブな感情の扱い方がわからないからです。
ほとんどの人は、ネガティブな感情は悪いことだと思っていて、無理やり押し殺したり
見ないふり、八つ当たりをして発散したり、気が収まるまで放っておいてないでしょうか?
子供のころから、親や先生から、ネガティブな感情の扱い方について教えてもらってきたという記憶はありますか?
たいていは、我慢しなさい!
ネガティブな感情を吐き出すことは、周りに嫌な思いをさせたり、迷惑がかかるからやめなさい!
このくらいにしか、言われてこなかったと思います。
しかし、みんなその通りにした結果
無理やり押し殺したり
見ないふり、八つ当たりをして発散したり、気が収まるまで放っておくしかなくなってしまったのです。
他人や環境はコントロールできないので、いちいち周りに腹を立てたり傷ついてばかりいても仕方ないのです。
意地や見栄を張って強がっても、ちょっとした言葉でつつかれたくらいで
傷ついていたら、どんどん自分が嫌いになってしまいます。
どうすればいいのかは、自分の感情がかき乱されないように扱い方を知っておけば
わざわざ意地を張らなくて済むようになります。
本物のプライドを持つためにできること
本物のプライドを持つために、誰かに自慢できるような資格を取ったり、頑張る必要はありません。
本物のプライドを得るには、
ネガティブな感情こそ、無視しないで大切する。
ということが、ポイントになります。
プライドが高く何とか、自信を持とうと努力してきた場合、ネガティブな感情を受け入れることに
抵抗があると思います。
胸が痛んだり、苦しいと感じるかもしれませんが、それは自分自身を否定しているし
認めたくない!と思っているから苦しいのです。
私は14歳から32歳くらいまで感情の扱い方を知らずに、自分の感情を押し殺し、
周りに合わせたり、もっと頑張らなければならない、と自分を追い込んで責めることで何とか自信を得ようとしてきました。
しかし、心がぽっきり折れてしまい、鬱々とした状態を過ごし、自分をさらに苦しめて子供までを巻き込みました。
もっと早く、14歳の時に知りたかった!と常に思います。
本当のプライドを持てるようになるには、努力は必要ないということ。
ありのままの自分を否定せずに、受け入れるだけで、自然とプライドもついてくるんだと
実体験で感じました。
ネガティブな感情の扱い方
ネガティブな感情を認めるといっても、そう簡単にはできないと感じますよね。
認めるということは、ネガティブに感じてしまうことを、無理やりポジティブに感じればいいのか?と思ってしまうかもしれません。
ですが、その必要はありません。
ネガティブな感情の扱い方は、
- 何が嫌だったのか、自分の心の声を聞く。
- 良い悪いの判断はせず、「そっかー、そう思ってるんだー」という感じで客観視する。
このくらいでいいんですよ。
ネガティブな感情は、あなたの「助けてほしいという心の叫び」。
ちゃんとケアしてあげないと、どんどんこじれて人間関係が悪くなるだけでなく、
あなた自身が苦しくなっていくのです。
無理にポジティブになる必要も、誰かに自慢できるような努力をする必要なく
ただ、自分がどう思ったのか?何が嫌なのか?どうしたかったのか?
ただそれをわかってあげればいいだけなのです。
ネガティブな感情を認めると起こる変化
特別な努力は必要なく、ただ「自分はそう思うんだな…」「そうだよね…」って、
思ってあげるだけで、心がふわっと軽くなっていきます。
心が軽くなると、物事を柔軟に捉えることができるようになるので、本物のプライドを持っている人のように
誰かに否定されたとしても
「私はそう思わないんだけど、あなたはそう思うのね。それでいいじゃん!」
「確かに一理あるかも!自分にはない視点で面白い!」
って、自然と思えるようになってくるのです。
たとえ、そう思えずに、イラッとしたとしても理由がわかるので
傷ついたり、誰かを嫌いになりそうになったりすることもなく
自分が今やるべきことがわかるようになってくるんですよ。
まとめ
プライドの直し方を調べてみると、受け入れる、完璧主義を止める、謙虚になりましょう。
など、いろいろな方法がありますが、それもなかなか難しいと思います。
一番簡単で、すんなりいくのは、自分の中で許せない、認めたくないという部分を
「ふ~ん、そう思ってたんだなぁ」って、自分が自分を理解してあげるだけでいいということ。
特別な努力は必要なく、シンプルに感情を眺めてみると、心がふわっと軽くなり、
あっけなく本物のプライドを手に入れることができますよ。
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