最近白湯が美容や健康にいいと、モデルさんや女優さんが取り入れていると聞きます。
水を鍋で10分間沸かして・・・という作り方の様ですが、ただのお湯と白湯の違いって何?
なぜ10分も沸かさないといけないの?ガス代がもったいない・・・などと思ってしまいます。
なぜこの作り方なのか?お湯との違いなど、これらの疑問をスッキリ解決しちゃいます!
白湯ってなに?お湯との違いは?
まず、白湯について説明します。
白湯とは、鍋で10分間、水から沸騰させたお湯のことを言います。
お湯とは?
温かい水のこと。
そ、そうだよね…と言葉に詰まる回答になってしまいましたが、そうなりますよね。
お湯と一言で言っても、湯冷ましや、温湯、熱湯などいろんな呼び方があります。
具体的に何度なら、何になるのか調べてみました。
国が定義している水の温度です。
- 常温水(微温湯)30~40℃
- 湯冷まし37℃ほど(一度沸騰させたお湯を人肌まで冷ましたもの)
- 温湯60~70℃
- 熱湯100℃
白湯の効果
- 内臓を温め、内臓の働きを良くする。
- 代謝が上がる
- 便通が良くなる
- デトックス効果がある
いずれも、白湯によって体が温まり代謝が良くなることで、たくさんのメリットがありますね。
代謝や便通が良くなれば、美肌効果も期待ができます。
白湯の作り方
水を10分間沸騰させて、50~60℃程まで冷ましてから飲みます。
いちいち温度を計るのは面倒だと思うので、熱すぎずぬるすぎずの飲みやすい温かさ(フーフーしなくても飲める程度)で大丈夫です。
このくらいの温度だと、体が水分をスムーズに吸収することができます。
あまりに熱いと体の負担になるので、適度な温度を意識しましょう。
白湯を作る時の注意点
沸かす時の器具
沸かす時の鍋ややかんは、ステンレス、ホーロー、鉄瓶を使う方がいいでしょう。
沸かす器具の素材によっては、白湯に臭いが付いて飲みにくくなってしまいます。
使う水
水道水を使う場合は、沸騰時間の10分は守るようにしましょう。
しっかり沸騰させることで、水道水の不純物を取り除くことができます。
使う水は軟水を使ってください。
もちろん、浄水やミネラルウォーターを使うのもおすすめです。
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10分間の秘密
10分間沸騰させるのは、単純に不純物を取り除くだけではないようです。
インドで生まれた世界最古の伝統医学である「アーユルヴェーダ」に基づく考え方があります。
アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダでは、人間は ” ドーシャ ” というエネルギーを持っているといわれています。
このドーシャ(身体を構成しているエネルギー)には
- 火(ピッタ)
- 水(カパ)
- 風(ヴァータ)
の3種類があります。
白湯は「水」を「火」に掛けて、沸騰させ、「気泡(風)」を発生させたもの。
白湯には3つのエネルギーが含まれているので、飲むことで身体のバランスを整えることができるのです。
このことから、白湯にエネルギーを移すために、10分間沸騰させる必要があると考えることができます。
アーユルヴェーダでは、180~200gの白湯を4回飲むことを推奨しているみたいですよ!
言霊(ことだま)からも強運の飲み物!!
火(カ)のチカラで水(ミ)が熱せられることで、二つの要素が合わさると ” 神(カミ) “ になる。
ご神水ともいえる白湯は、強運になれそうな飲み物ですね。
体の調子が整うと、エネルギッシュで積極的に動くことができますよね。
あながち、この言霊の力も馬鹿にできなさそうですよね。
白湯を飲むタイミングは?
朝起きてすぐに白湯を飲む
寝起きでいきなりダッシュをすることが難しいのと同じで、胃腸も準備運動なしで、いきなり消化活動をするのは負担に。
寝ている間に冷えてしまっていたり、休んでいた胃腸が温められることで、消化機能を高めることができます。
内臓が、消化や排せつの準備を整えることができるのですね。
朝食は白湯を飲んでから30分後に取るのがいいとされているので、朝食の準備をしながら飲んだり、朝の支度を挟んで朝食にするのが良さそうですね。
食事中に白湯を飲む
朝以外にも、昼や夜の食事中に飲むのもおすすめです。
目安はコップ一杯が適量です。
白湯を飲むときの注意点
体にいいからと、いくら飲んでもいいわけではありません。
飲みすぎることで、返ってむくみや消化不良を起こすことも。
飲みすぎたり、一気に飲むと尿と一緒に栄養素も排出されてしまいます。
起きた直後や食事と一緒に飲むときは、コップ一杯を目安にすると、飲みすぎを防げますね。
寝る直前は避ける
寝る前にホットミルクやココアを飲むと寝つきが良くなると言われますよね。
ならば、勘のいいあなたは白湯もいいのでは!?と思いましたか?
実は寝る直前に、温かい飲み物をとるのは、寝つきを悪くさせます。
人が眠たくなる時は、体の中の深部体温が上がってから再び下がる時に眠たくなります。
眠る直前に温かい飲み物を飲むと、深部体温は下がらずに上がってしまうので、寝つきが悪くなるのです。
白湯を飲むときは、夕食の時までにするのが良さそうですね。
白湯で体調チェックができる
体調によって白湯の味の違いを感じることができます。
体調がいい時は、美味しいな、ほっとするなと感じます。
甘く感じる時
調子が良く美味しいと感じる時も、ほんのりと甘味を感じることがありますが、程度が違うようです。
体がほてっていたり、むくみがちの時に甘く感じるようです。
排卵期や生理前は体が火照りやすかったり、むくみやすいですよね。
また、膵臓(すいぞう)のトラブルがある場合も甘いと感じるようです。
甘いと感じる時は、このような体の不調がないか確認をしてください。
膵臓(すいぞう)が弱っている時は、暴飲暴食などで、胃腸に負担がかかっているというサイン。
食生活の見直しが必要ですね。
苦く感じる時
胃酸過多になっている時、寝不足、ストレス、亜鉛不足の可能性があります。
お酒を飲みすぎてしまった時やコーヒーなどのカフェイン飲料を良く飲むのであれば、苦く感じやすいかもしれません。
亜鉛が不足すると
- 味覚障害
- 免疫力の低下
- 爪が割れやすくなったり、皮膚のトラブル
などの症状がでやすくなります。
苦いと感じた時は、
アルコールやカフェインの刺激のある飲み物を控えるようにする。
夜はスマホやテレビを観る時間を調節して、質のいい睡眠がとれるような環境を作ることを心がけましょう。
また、亜鉛が含まれている食べ物を積極的に摂るのもおすすめです。
- 鶏肉
- 赤身肉
- ナッツ類
- 豆類
酸っぱいと感じる時
体内の水分が足りていない時。
のどや目、口が乾きやすかったり、乾燥肌になっている時は酸っぱいと感じるかもしれません。
普段から水分の摂取量が少ないことが原因になっているかもしれないので、
小まめに水分を摂取することを心がけましょう。
実は、のどが渇いたと感じた時は、すでに脱水状態になっている場合があります。
なるべく喉が渇いたと感じる前に、少しずつ飲むことがポイントです。
しょっぱいと感じる時
ストレスが溜まっていたり、気の巡りが悪く、体が冷えている可能性があります。
仕事など緊張しやすい状態が続くことで過度なストレス状態になると、筋肉が凝りやすくなります。
代謝が悪くなり、気の巡りが悪くなって体が冷えるという悪循環が起きているのです。
病は気からということわざのように、体だけでなく、心のケアもひつようだということがわかりますね。
対策としては、睡眠時間を十分にとること・リフレッシュする時間や休む時間を作ることが大切になります。
ストレスが和らぐと、気分が良くなったり、活動的になれますよね。
それは、気のめぐりが良くなったということなので、自分にあったストレス解消法を見つけておきましょう。
何がいいのかよくわからないという場合は、散歩などの軽い運動もおすすめです。
まとめ
ただお湯を飲めばいいというわけではないことがわかりました。
私たちの体は日々、味付けが濃く、添加物たっぷりの食事。
ストレスに脅かされて疲れ切っています。
健康も美容も体の内側から見直すことが一番の近道です。
まずは、白湯から始めてみませんか?
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